メルペイのオリガミペイ買収を考える【スマホ決済は戦国時代へ】

メルペイのオリガミペイ買収を考える【スマホ決済は戦国時代へ】

今回は「メルペイのOrigami Pay(オリガミペイ)買収を考える」をご紹介します。

 

メルペイのオリガミペイ買収を考える

20201月末、フリーマーケットアプリ最大手の「メルカリ」の子会社である「メルペイ」が、スマホ決済「Origami」の買収を発表しました。スマホ決済の戦国時代の幕開けともいえる発表から、今後の動向を読み解いていきます。

 

メルペイのOrigami Pay買収の経緯

株式会社Origamiは2016年にバーコード決済「Origami Pay」を開始しました。当時はスマホ決済(スマートフォンで買い物)が今ほど一般的ではなかった時代です。

代表的なキャッシュレス決済といえば、クレジットカードや、QUICPayiDといったクレジットカード付帯の後払い(ポストペイ)式の電子マネー、Suicananacoといった前払い(プリペイド)式の電子マネーが主流でした。

そんな中、QRコードでの決済事業を開始したOrigami Payは、対象の店舗で使える半額クーポンや、ローソンのコーヒーが期間中毎日無料といった送客の手法により顧客の獲得を行っていました。

しかし、2017年にLINE Payが本格始動。2018年にはPayPayが出現します。各社キャンペーン合戦によるユーザーの認知度向上により、QRコードやバーコードを用いたコード決済市場は一気に拡大していきます。

PayPayの様に豊富な資金力を背景にした、「ユーザーへの大規模ポイント還元」や「加盟店手数料なし」といったキャンペーンを各社が競った結果、体力勝負の様相を呈します。

上記のような加速する市況に加え、スマホ決済は先行投資型のビジネスです。ネットワークやインフラの整備で多額の開発費用がかかり、整備が終わってユーザーが利用して初めて、ユーザーや加盟店から資金を回収できます。

ベンチャー企業であるOrigamiが単独で生き残るのは困難ですし、Origamiの直近3年の決算は赤字続きでした。そんな中、Origamiの買収に動いたのがメルカリです。

また、今回の買収の遠因と予想されているのがLINE Pay・メルペイ・d払いの加盟店アライアンス「Mobile Payment Alliance(MoPA)」の提携解消です。

当初は相互の加盟店を共同で開拓していく予定だったものの、LINE PayPayPayに寝返り、MoPAは解散。メルカリは自力で加盟店開拓をしていかなければならず、目を付けたのが疲弊していたOrigamiの買収だったのです。

 

今後のスマホ決済の動向~成長から成熟へ~

まず、スマホ決済は大きく4つに分類されます。

  • QRコード決済(PayPay、LINE Payなど)
  • 後払い式の電子マネー(QUICKPay、IDなど)
  • 前払い式の電子マネー(Suica、nanacoなど)
  • NFC決済(Visa touchなど)

さて、ここからは今後のスマホ決済の動向を読み解いていきます。わかりやすい特徴は、携帯キャリア各社が主導している点です。

  • メルペイとd払いが業務提携(docomo系列)
  • 楽天ペイはau PAYへ共通のQRを提供(au系列)
  • PayPayとLINE Payは実質的な経営統合(Softbank系列)

今後もdocomo、au、Softbankの大手通信キャリア3社を柱とし、これまで乱立していたスマホ決済事業者は統合していくことが予想されます。市場の成熟に伴い、従来の「ポイント20%還元」や「通常還元率3%」といったユーザーへの還元は引き下げられていくでしょう。

また、これまではバラバラだったコード決済のポイントを統合する事業者の出現が予想されます。

「メルペイの残高が154円、LINE Pay690円……中途半端で使いづらいし、どこかでまとめられないかな~」と不満に思われていた方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、各コード決済を変換し一つのバリューへまとめられる日も近いです。

では、次に視点を加盟店へ移してみましょう。これまで各社異なっていたコードの規格が統一される動きがあります。「PayPayはこのコード使って、LINE Payはこっちの読み取り機で読み取って、楽天ペイはこっちで…」と煩雑だったオペレーションを一つにまとめられる決済端末が出現することが予想されます。

 

結局、どのスマホ決済がお得?

あくまでも個人的な意見ですが、どれか一つだけをあげるのならば、PayPayをおすすめします。加盟店開拓が他のコード決済よりも抜きんでており、より広い範囲で使えるので自然と還元額も大きくなります。

還元率が高くても使えなければ意味がないので、一番お得なコード決済と言えます。また、経費精算システム「コンカー」との連携を発表しており、今後は個人のみならず法人にも使いやすい決済手段となるでしょう。

ここまでご紹介したとおり、様々なコード決済サービスが一つにまとめられる動きもある中で、どのスマホ決済が一番お得かを考えるのはナンセンスです。それぞれのアカウントを作って、キャンペーンのたびにメイン決済を乗り換え、こまめに還元分を利用するのが一番お得です!

 

 

法人カードオススメ番付

  • 総合バランス番付/価格・ポイント・サービスのバランスで選ぶなら
  • とにかく安く番付/年会費・追加カードの安さ重視で選ぶなら
  • コスパ還元番付/月の使用額が100万円を越えるなら
  • ステータス&付帯サービス番付/持ってるだけで惚れる!カッコ良さで選ぶなら
  • 審査に通りやすい番付/運営者の個人的な好き嫌いで選ぶなら

信玄の、法人カード初めて物語

キャッシュレス関連カテゴリの最新記事