信玄の法人カード初めて物語【第一話】法人カードって何者じゃ?
公開日:2019年07月04日
ヒロ☆総合会計事務所
代表取締役:田淵 宏明
現代で起業に挑戦した武田信玄は、ビジネスを軌道に乗せつつあった。法人カードを存分に活用し、天下に号令をかけられるか!?
法人カードって何者じゃ?
このページを手早くまとめると
《 Q.法人カードとは? 》
- 私用の財布と会社の財布を分けられる
- 経費精算の手間が省けて、会計ソフトへの入力が簡単に
- カード利用額に応じたポイントサービスが受けられる
- 支払いを先送りできるので、資金繰りに余裕が生まれる
せっかくビジネスが軌道に乗ってきたのに、社員が増えて給料の計算やら社会保険やら細かな手続きばかりじゃ。取引先の接待費もワシの財布から出ていきおるし・・。
なにをブツブツ言うてまんねん。ただでさえ忙しいのに、そんな瑣末な悩みは法人カードですぐに解決できまんがな!
「法人カード」とは初耳じゃ。どんなカードなのじゃ?
会社の名義で作るクレジットカードや。カード利用額が会社の口座から引落しされるから、立替経費の精算がいらんし、経理業務が随分と楽になりまっせ。このサイトの監修者でもある、ヒロ税理士が簡単に解説してくれてるで。
要するに、個人のクレジットカードが会社名義になったものということじゃな。しかし、法人カードで何を買ったのか覚えておくのは大変であろう。
郵送やオンラインでカード利用明細をチェック
心配おまへん。法人カードで決済した内容は、毎月発行されるカード利用明細書で把握できるし、カード会社から送られて来るデータをコピペすれば、会計ソフトへの入力もあっちゅう間に片付くがな。
決済内容を全て記してくれるとな。家臣団随一のメモ魔で知られる駒井高白斎のようじゃ。それに、クレジットカードならポイントも貯まるし、現金払いよりお得な場合も多いしのう。むむっ、そういえばデメリットを聞いておらんぞ。うまい話には必ず裏があるものじゃ。
法人カードを作るデメリットはこんな感じやな。全て個人のクレジットカードを使う時と様子は一緒やで。
《法人カードのデメリット》
- 年会費や追加カード発行費用がかかる
- 社員に持たせる場合、私用で使われないようルール策定が必要
- 現金払いが減ることで、出費している感覚が薄れてしまう
たったこれだけだと?他に隠しておるのではなかろうな。
そんなケチなことしまへん。わてらはクレジット(信頼)第一や。
まず、年会費と追加カード発行費用がかかってくるから、自分の身の丈に合ったランクのカードを選んだ方がよろしいやろな。カードの選び方については読み進めてもらったらバッチリ理解してもらえるんちゃうかな。
それから、社員さんがカードを使う場合は、信用できる社員さん以外には渡さん方がええで。
詳しくは次のページ 社員に持たせる際の注意点 で紹介してるわ。
「人は城、人は石垣、人は堀」じゃ。家臣を信用出来ずに事業など出来るわけがないわ。私用で使った場合の罰則を整備して、あとは信頼して任せるのじゃ。
家臣を大事にする信玄さんらしい発想やな。ほな、次は追加カードを発行して法人カードを社員さんに持たせるメリットや注意点を紹介していこか。

小和田哲男 氏
1944年静岡県生まれ。現在、静岡大学名誉教授。日本中世史が専門で、戦国時代研究の大家。大河ドラマの時代考証や多数の出版物を刊行するなど、メディアでも幅広く活躍。最近ではYouTube「戦国・小和田チャンネル」を開設、自ら歴史の魅力を語っている。

【略歴】カード会社勤務5年目を迎える営業マン。趣味は転職(社会人10年目で転職6回)、特技は早期退職(最短記録は入社後3時間でクビ)。『転職の神様』なるハウツー本の出版を志すも、会社が副業禁止であえなく断念。昼間はクレジットカードの営業、夜間は法人カードの比較サイト運営に励む毎日。いずれは審査業務に携わるべく、クレディッター(クレジット審査業務能力検定一般コース)の資格取得に向けて勉強中。>> 運営者の詳細なご紹介はこちら