今回は「マイナポイントの概要と手続きとは?!」をご紹介します。
《個人事業主やフリーランスにおすすめカード》 | |||
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カード名 | 年会費 | 審査の通りやすさ | |
1位 | NTTファイナンスBiz | 無料 | ★★★★★ |
2位 | 三井住友for Owners クラシック | 1,375円(税込) | ★★★★☆ |
3位 | セゾンプラチナ | 22,000円(税込) | ★★★★☆ |
4位 | アメックスビジネス | 13,200円(税込) | ★★★★☆ |
5位 | アメックスゴールド | 36,300円(税込) | ★★★★☆ |
マイナポイントの概要と手続きとは?!
2019年10月から2020年6月にかけて政府主導で行われていたキャッシュレス・消費者還元事業ですが、これに続くキャッシュレス化の第2の施策として、「マイナポイント事業」が2020年7月から2021年3月にかけて行われようとしています。
- キャッシュレス・消費者還元事業:2019年10月~2020年6月
- マイナポイント事業:2020年7月~2023年8月
そもそも、キャッシュレス・消費者還元事業は東京オリンピックに向けてのインフラづくりが目的であり、マイナポイント事業はその後継としての役割を果たす予定です。
マイナポイントについて誰よりも詳しくなりたい方には、こちらの書籍をおすすめします。
マイナポイント事業とは?
マイナンバーと紐づけて最大5,000円分のポイント還元
マイナポイント事業は、マイナンバーカード取得者の一定金額のキャッシュレス決済に対し、当該サービスで利用可能な金額をマイナポイントとして付与する事業のことです。政府の目的は以下の3点です。
- 消費の活性化
- マイナンバーカードの普及促進
- キャッシュレス基盤の構築
政府は本事業に2,703億円もの予算をあてる方針です。2019年のキャッシュレスに関する予算(21億円)と比較すると、マイナポイント事業にかなり力を入れようとしている様子がわかります。
マイナポイントの仕組みは?
消費者は4つの手続きが必要
まずは、こちらの概要図をご覧ください。
(出典 総務省HP)
消費者の手続きとしては、
- マイナンバーカードの取得
- マイキーIDの設定
- マイキーIDとキャッシュレス決済の紐づけ
- 紐づけしたキャッシュレス決済でのチャージまたは購入
という4つのステップが必要になります。
「私はPayPayとLINE payの2つをよく使うから、どちらもマイキーIDと紐づけよう!」ということはできません。また、一度登録した決済手段は変更できません。
さらに、複数人で同じ決済手段のIDを選択することもできないため、「家族で一つのPayPayアカウントを登録する」ということもできないのでご注意ください。
2020年9月までにやっておくべきこと
①マイナンバーカードの取得
皆さんはマイナンバーカード、発行しましたか?私は長らく通知カードのみで過ごしていましたが、つい最近やっと発行しました。
申し込んでから発行までに1か月弱時間がかかるのと、市区町村の窓口でしか受け取ることができないので早めに準備しておきましょう。
マイナンバーカードの交付申請のやり方
交付申請書がある人
スマートフォン、パソコン、郵便及びまちなかの証明写真機で申請可能です。
交付申請書がない人
手書き用の交付申請書および封筒をダウンロードし郵送、または市区町村の窓口で交付申請書の再発行をしてもらい、申請できます。
マイナンバーカードの受け取り
マイナンバーカード交付申請から約1か月後に、自分の住む市区町村から「交付通知書」が届きます。対象の交付窓口へ、交付通知書・通知カード・本人確認書類を持って受け取りに行きましょう。
②マイキーID設定
- Android・iPhoneの場合 ⇒ マイナポイントアプリのインストール
- Androidの場合 ⇒ JPKI利用者ソフトをインストール
- パソコンの場合 ⇒ マイキーID作成・登録準備ソフトをインストール
マイナンバーカードの読み取り
暗証番号を入力し、スマートフォンやICカードのリーダライタ―でマイナンバーカードをかざすと登録完了です。マイナンバーカードを写真で撮影するのではなく、スマホをぴたっとかざします(iPhoneの場合)。
③決済手段の取得
マイナポイント付与対象の決済手段を準備しましょう。すでにキャッシュレス決済に取り組まれている方は、その決済手段がマイナポイントの対象かどうかを確認する必要があります。
普段は現金派であったり、愛用の決済手段がマイナポイントの対象外であったりする場合は、対象の決済手段に申し込みましょう。
紐づけられるキャッシュレス決済は10以上
2020年2月19日時点における、キャッシュレス決済サービスの登録状況は10以上です。現時点ではチャージ式の支払い手段がメインで登録されています。
FamiPay | J-Coin Pay | WAON |
メルペイ | CoGCa(コジカ) | 楽天ペイ(アプリ決済) |
ほろかマネーサービス | りそなウォレットサービス | Bibica |
Suica | PayPay | りそなウォレットサービス |
au PAY | りそなウォレットサービス | くまモンのICカード |
d払い | nanaco | 楽天Edy |
電子マネーゆめか | LINE Pay | ナギフトマネー |
対象となる決済手段は引き続き募集されているので、今後も増加予定です。
④ポイントはいつもらえる?
チャージまたは購入時から2か月以内にポイントが付与されます。タイミングは、キャッシュレス事業者により異なります。
【結論】格別にお得というわけでもない?
マイナポイント期間中、キャッシュレス決済のチャージまたは購入時に、25%(上限5,000円)分のマイナポイントが付与される予定です。
この上限5,000円というのは、マイナポイント事業全期間を通した上限ポイント数です。登録さえしておけば最大ポイントを獲得するのは難しくはなさそうですが、7か月を通して5,000円では……。
ひと月あたり700円程度の還元です。正直、格別にお得!というわけでもありません。キャンペーンそのものとしては、キャッシュレス・消費者還元事業の方がはるかにお得です。
某クレジットカード会社で法人カードの審査部門を経て、現在は法人営業をしています。経費精算に手間が掛かる法人こそ、キャッシュレスに取り組むメリットが大きいと思います。