今回は「PayPayに法人カードは使えるのか?」をご紹介します。
【疑問】PayPayに法人カードは使えるのか?
最近、毎日の様にPayPayのテレビCMが流れていますが、皆さんはもう利用されましたか?「内容は良く知らないけど、何だか派手にやってるなぁ」くらいの印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
https://twitter.com/mikochan17_/status/1128453270802821120
久しぶりにPayPay開いたら声出たw
マジ!?やばくね!?
初期キャンペーン500円しか使ったことないぞwwww
マジ!?やばくね!?#PayPay pic.twitter.com/j6xpfLhati— 甲山翔也 RC NasteL (@NasteL_cs) May 17, 2019
ただひとつ言えることは、今がPayPay加盟店で買い物をする大チャンスであることは間違いありません。
PaypayかLINE PAYMENTって、法人カードと連携できないのかな?
— 榎本 晋作/Shin Enomoto (@Shinthanks) June 1, 2019
しかも、支払いのクレジットカードに法人カードを登録してPayPay決済をすれば、
- 支払いは会社の口座から引落しされる
- 法人カードのポイントが貯まる
- PayPayボーナスも貯まる
以上3つのトリプルチャンスです。興奮冷めやらぬ中ではありますが、すぐに話を進めてまいりましょう。
【回答】PayPayの支払いに法人カードが使えます
paypayって法人カードでもくっつくんです⁇
— Tommy (@TomNishikawa) December 11, 2018
PayPayの詳しい紹介は後回しにして結論から申し上げますと、PayPayの支払いに法人カードが使えます。支払い方法は以下の3種類から選べて、クレジットカードの登録では法人カードを設定することができます。
- PayPay残高
- Yahoo!マネー
- クレジットカード
PayPay残高もYahoo!マネーもプリペイド式なので、事前に入金しておかないと決済ができませんが、クレジットカード払いはカード会社の請求日に基づくので後払いが可能です。しかも、①PayPayからはPayPayボーナスが付与②カード会社からはクレジットカードにポイントが付与されるので、ポイントの二重取りでお得さが倍増します。
決算も近いので、買い替え予定だったiMac(一発償却モデル)をPayPayで買ってみた。
見事当たり。
節税効果やポイント等加味すると6万くらいで買えちゃったイメージ。
もちろん、法人カードでの運用なので税法上も問題なし。 pic.twitter.com/RPE1vgdzpm— kilobyte (@3kilobyte) December 9, 2018
登録するクレジットカードは個人カードでも法人カードでも問題ありません。移動や接待など、仕事関係でPayPayを利用される機会が想定すれば、積極的に法人カードを登録されることをおすすめします。
ただし、登録できるクレジットカードに制限がありますのでご注意ください。
- VISA
- MasterCard
- JCB(Yahoo! JAPANカードのみ)
上記以外のクレジットカード(Yahoo! JAPANカード以外のJCB、アメックス、ダイナース、海外で発行したカード)は登録できません。PayPayでアメックスやダイナースが登録できない理由は、全国で使えるお店が少ないからです。昔と比べると加盟店が少しずつ増えてきているとは言え、まだまだVISAやMasterCardの足元にも及びません。
もしVISAやMasterCardのカードを1枚もお持ちでなければ、1枚作っておいても良いかもしれません。
【一覧】PayPayの支払いにおすすめの法人カードはこちら
カード名 | 年会費 | 審査の通りやすさ | 国際ブランド |
---|---|---|---|
NTTファイナンスBiz | 無料 | ★★★★★ | VISA |
P-one Business | 2,200円(税込) ※初年度無料(前年度にカードの利用あれば次年度も無料) |
★★★★★ | MasterCard |
三井for Owners クラシック | 1,375円(税込) ※初年度無料 |
★★★★☆ | VISA/MasterCard |
ライフビジネス | 無料 | ★★★★☆ | VISA/MasterCard |
PayPayの支払いに使える法人カードは以上です。カードの条件はただひとつ、カードに搭載されている国際ブランドがVISAかMasterCardであることです。国際ブランドはカードを申込みする際に選べますので、VISAかMasterCardを選びましょう。
ちなみに、私のおすすめはMasterCardです。ダイニングサービスが付帯の法人カードでご紹介したとおり、MasterCardの付帯サービス「ダイニング by 招待日和」では、全国約200の有名レストランがおすすめするコースメニューを2名以上で予約すると、1名分の代金が無料になります。1カ月以内に2回までの利用制限がありますが、1万円以上のコース料理が1名分タダで食べられるとなれば、利用しない手はありません。
「ダイニング by 招待日和」が付帯の法人カードはオリコゴールド、三井ゴールド、ライフゴールド、UCゴールドです。注意が必要なのは、ゴールドカード以上で国際ブランドはMasterCardを選択しないといけません。もしVISAを選択してしまうとこちらのサービスは利用できないので、お気を付け下さい。
現在、日本ほとんどのお店でMasterCardが利用できますので、MasterCardを選択したからといってカードの使い勝手が悪くなることはありません。今後は東京オリンピックの開催に向けて、さらにMasterCardが利用できるお店が増えていくでしょう。
【概要】PayPayとは新たなスマホ決済サービスです
さて、「そもそもPayPayって何?」という方のために、PayPayの概略をご紹介します。
PayPayとは、PayPay株式会社(ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁会社)が運営しており、バーコードやQRコードを使って決済ができる新たなスマホ決済サービスです。
簡単に説明すれば、スマートフォンが財布の替わりになるという話題です。これは2020年の東京オリンピックに向けて政府が推進するキャッシュレス化(参照:経済産業省『キャッシュレスビジョン』)の波に乗って、「現金を持ち歩かずに買い物をしてもらおう」という動きの一環として登場しました。
テレビCMをご覧になって、PayPayを知った方もいらっしゃるかもしれません。。じっくりと書籍で勉強されたい方には、こちらの本がおすすめです。
【流れ】PayPayを利用するための5ステップ
さて、ここからはPayPayを始める準備をしていきましょう。お手元にスマホとクレジットカードをご用意ください。(※お支払い方法でクレジットカードを選択する場合)
手続きは3分もあれば完了します。アプリのダウンロードや使用に掛かる費用は無料ですので、安心してご利用ください。
①スマホにPayPayアプリをダウンロード
⇒App Storeからダウンロード
⇒Google Playでダウンロード
②アプリにログインして、SMS認証を取得
電話番号とパスワードの設定が必要です。
③お支払い情報を登録
クレジットカード情報を入力します。
④PayPayの加盟店で買い物をする
PayPayを利用する準備が整ったら、次はPayPayの加盟店で普段通りに買い物をします。
PayPay加盟店は続々と増加しており、現時点(2020年2月)では飲食店・家電量販店・交通・コンビニエンスストア・宿泊施設・アパレルなど枚挙に暇がありません。PayPayが利用できるお店の一例を載せておきますので、参考にしてください。
⑤お店の人に「PayPay(ペイペイ)で支払います」と伝える
支払い方法が現金でもなくカードでもなく、PayPay(ペイペイ)というところが斬新ですね。PayPayの読み方は「パイパイ」や「ポイポイ」ではありませんので、くれぐれもご注意ください。
■お店の人がQRコードを提示した場合、
- スマホでQRコードを読み取って
- お会計金額をスマホに入力して
- お店の人がスマホ画面を確認して支払いが完了します。
■お店の人にバーコードを見せる場合、
- お店の人にスマホ画面のバーコードを見せて
- お店の人がバーコードリーダーでバーコードを読み取って
- お会計が完了します。
【注意】PayPayの支払いで法人カードを使う際の注意点
PayPayの支払いで法人カードを使う際の注意点としては、カードの支払い回数が1回払いになることです。
法人カードによっては、分割払いやリボ払いが可能なカードも存在しますが、PayPayの利用料金の口座引き落としは、有無を言わさず1回払いになりますので、事前にお見知り置きください。
また、従業員さんが事前の断りなくPayPayの支払いに法人カードを登録していないかどうか、十分に注意を払う必要があります。あなたの従業員は大丈夫?!法人カード私的利用の事例4選の記事で詳しく紹介しましたが、法人カードを持たせる従業員さんをきちんと見定めて、カードの使い方にも目を光らせていないと、知らない間に従業員さんのプライベートの請求がどんどん増えていくという笑えない話が待っています。
「ウチの従業員に限って悪用はしないだろう」と呑気に構えることなく、小さな悪事も徹底的にあぶり出す緊張感で管理されると良いでしょう。
- 法人カードを持たせる従業員さんを厳選する
- 利用のルールや上限金額を事前に教育する 【参考】法人カード利用の社内規定
- カードの領収書と商品明細を一緒に提出させる
- PayPay決済でカードを利用する場合は、事前に報告させる
まとめ
- PayPayとは、コード決済ができるスマホ決済サービス
- PayPayの支払いに法人カードが設定できる
- PayPay加盟店は続々と増加中
- カードの支払いは1回払いのみ、分割払いやリボ払いは不可
【略歴】カード会社勤務5年目を迎える営業マン。趣味は転職(社会人10年目で転職6回)、特技は早期退職(最短記録は入社後3時間でクビ)。『転職の神様』なるハウツー本の出版を志すも、会社が副業禁止であえなく断念。昼間はクレジットカードの営業、夜間は法人カードの比較サイト運営に励む毎日。いずれは審査業務に携わるべく、クレディッター(クレジット審査業務能力検定一般コース)の資格取得に向けて勉強中。>> 運営者の詳細なご紹介はこちら