今回は「クレジットカードのリボ払いに要注意?!」をご紹介します。
クレジットカードのリボ払いに要注意?!
毎月一定額をカード会社に支払う「リボ払い」。法人カードの中にもリボ払いが選択できるものがあります。今回はリボ払いとは何か、法人カードのリボ払いは得か損かをご説明します。
リボ払いとは何か?
リボ払いとは、「リボルビング払い」の略称で、毎月一定の金額を金利とともに支払う方法です。
「2回払い」「3回払い」などの分割払いは金額に関わらず決まった支払回数で返済していくのに対し、「リボルビング払い」は支払回数にかかわらず毎月決まった金額で返済していきます。
- リボ払い⇒支払い金額が一定(支払い期間は不定)
- 分割払い⇒支払い期間が一定(支払い金額は不定)
あくまでも個人的な意見ですが、私はリボ払い反対派です。「百害あって一利なし」と言っても過言ではありません。今はどこのカード会社もリボ払いを推奨していますが、理由は高額な手数料でカード会社が儲かるからです。
お客様のメリットは(ほぼ)ありません!
アメックスにあとリボとか言う闇機能が追加されましたとか言うお知らせが届いた。
アメックスの看板も落ちるとこまで落ちたんだなって気がしてならない……リボ払いするアホって何考えてるん?
— ポヨポヨした最終兵器 (@SLPM86233) February 19, 2020
最近登場したセゾンコバルトビジネスでは、公式サイトの申込み画面で「リボ払いにしませんか?」と何度も聞いてきてくれますが、良識のある方は丁重にお断りしましょう。
リボ払いと分割払いの違いとは?
カード利用金額を分けて支払う点では同じですが、手数料率と手数料を計算する対象が異なります。
支払方法 | 手数料率 | 手数料計算の対象 |
---|---|---|
リボ払い | 分割数により異なる | 利用金額の合計 |
分割払い | 年利15%前後 | 1件ごとの明細ごと |
例えば1万円のシャツと6万円のコートを購入した場合、分割払いはシャツかコートいずれか自分が決めた商品のみに手数料がかかります。一方リボ払いは、シャツとコートの合計7万円に対しリボ払いの手数料がかかります。
それぞれの料率はカード会社により異なりますが、具体的に分割払いとリボ払いの手数料の差を具体的に見てみましょう。例えば6万円のコートを下記の2パターンで支払ったとき、それぞれの支払総額はいくらになるでしょうか。
支払方法 | 利用代金 | 手数料 | 支払総額 |
---|---|---|---|
リボ払い(月額1万円払い) | 60,000円 | 2,625円 | 62,625円 |
分割払い(6回) | 60,000円 | 2,448円 | 62,448円 |
同じ返済期間でも、支払い総額はリボ払いのほうが高くなってしまいます。このような支払総額の確認は各カード会社でシミュレーターを用意しているため、カード会社のホームページで確認することができます。
リボ払いをお得に使いこなすケース
近い将来、確実に収入が入る場合
数か月以内に確実に収入が入ることが分かっている場合、「リボ払いの繰り上げ返済」を活用すれば、手数料を抑えることができます。
繰り上げ返済とは、リボ払いの未払分を一括して支払うことです。銀行からの借入などの資金調達方法と同程度まで手数料を引き下げることができます。
今すぐに商品の購入が必要な場合
クレジットカード以外にも、銀行や信販会社から借入を起こして資金調達が可能です。しかし、カード以外で資金調達をしようとすると、借入審査が必要です。
最近はCMや広告で『審査最短30分』を掲げている消費者金融もありますが、「今この場で商品を購入しなければならない・・!」といった状況であれば、ホームページのボタン一つで手続きができるリボ払いで支払うほうが時間を削減できます。
ポイント還元がリボ手数料を上回る場合
カード会社によってはリボ払いを選択することでボーナスポイントを得られたり、通常の倍以上のポイントが付与されたりする場合があります。リボ払いによる手数料が得られるポイントよりも小さい場合、得をすることになります。
リボ払いが損になるケース
支払い期間を長期に設定する場合
リボ払いは支払いが長期化するほど手数料が高くなります。銀行や信販会社で借入を起こす場合、年利1.8%~18.0%で借入ができることを考えると、支払い完了までの期間が長期化する場合はリボ払いを選択するのはおすすめできません。
【緊急】今すぐに現金が必要な時は?
個人的に強くおすすめしませんが、どうしても手元に資金が必要な時はキャッシングが頼りになります。一時しのぎでも難局を乗り切って、改めて金策を練っていきましょう。
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まとめ
今回は「クレジットカードのリボ払いに要注意?!」をご紹介しました。
余談ですが、私が初めてクレジットカードを作ったとき、知らないうちにリボ払いを設定していました。何も考えずにカードを使っていたところ、届いた明細のリボ払い残高が50万円を超えていた焦りと冷汗は今でも忘れられません。
(すぐに繰り上げ返済をして事なきを得ました。。)
購入の緊急性が高い場合や、カード会社がポイント還元キャンペーンを行っている場合はリボ払いもアリかもしれませんが、そうでない限りは一括払いや分割払いをお勧めします。
某クレジットカード会社で法人カードの審査部門を経て、現在は法人営業をしています。経費精算に手間が掛かる法人こそ、キャッシュレスに取り組むメリットが大きいと思います。