今回は、ANAJCB法人カード(一般・ワイド)についてご紹介します。
ANA法人カードの比較と評判
ANA法人カードには下記のように分類されます。
クラス
- 一般カード
- ワイドカード
- ワイドゴールドカード
ブランド
- JCB
- Visa/Mastercard
- DinersClub
【基本スペック】年会費や保険サービス
ANAJCB法人カードの基本スペックは以下の通りです。
|
一般 |
ワイド |
---|---|---|
年会費(1枚目) |
2,475円(初年度免除) |
12,925円 |
年会費(2枚目以降) |
825円 |
825円 |
旅行傷害保険 |
海外最高1,000万円 |
海外最高5,000万円 |
ショッピングカード保険 |
海外最高100万円 |
海外最高100万円 |
【比較】マイルの貯まりやすさ
ANAJCB法人カードのマイル獲得に関する情報は以下の通りです。
|
一般 |
ワイド |
---|---|---|
入会ボーナスマイル |
1,000 |
2,000 |
搭乗マイル |
区間基本マイレージ×クラス |
区間基本マイレージ×クラス |
ポイント移行手数料 |
5,000円 |
5,000円 |
交換上限 |
なし |
なし |
【メリット】
OkiDokiポイントをマイルに移行できる
JCBカードで買い物をすると、1,000円につき1ポイントのOkiDokiポイントが獲得できます。このOkiDokiポイントを、1ポイントあたり3マイルに移行することができます。
ANA法人カードにはいくつかの決済ブランドがありますが、カード会社のポイントをマイルに移行できるのはJCBとDinersClubだけ。普段のお買い物でもマイルを貯めることができるのは嬉しいですね。
ポイントからマイルへの移行上限なし
カード会社によっては年間のポイント→マイルへの移行上限が設けられていますが、JCB法人カードには上限はありません。
還元レートだけで見るとDinersClubのANA法人カードのほうが高いのですが、DinersClubには年間40,000マイルまでという上限が設定されています。
還元率と上限を考慮すると、年間13.5百万円以上の利用がある方はJCBを選択することをおすすめします。
法人カードは、販売費や管理費のみならず仕入れにも利用されるケースが多くなっています。仕入れ値は経費よりも大きな金額となるため、法人カードでの決済に集約すると驚くほどのポイント(マイル)が貯まります。
JCB法人カードであれば上限なくポイントをマイルに交換できるので、余すことなくマイルを獲得することができます!
【デメリット】
ポイント→マイルの移行手数料がかかる
カードランクによってはかからない移行手数料ですが、ANAJCB法人カードの一般カードとワイドカードは年間5,000円かかります。
海外では使いづらい
海外出張の多い法人は特に注意して頂きたいのが、「海外でも問題なく決済できるか」という点です。
せっかく法人カードを導入したにもかかわらず、そもそも決済できるお店が少ないと、経費精算事務の合理化や個人立替・仮払いの廃止といった導入目的の達成以前の問題となってしまいます。
一般的に、JCBは日本と東南アジア・ハワイメインで使えるブランドと言われています。
上記の地域への出張が多い場合は問題ありませんが、上記以外のアジアや欧米諸国等に出張することが多い法人は、他のブランドを選択するほうがベターです。
まとめ
ANAJCB法人カードは買い物ポイントを上限なくマイルに移行できる唯一のブランドです。
国内のみの利用を想定されている方、月間100万円強の利用を見込まれる方はJCBをおすすめします。
某クレジットカード会社で法人カードの審査部門を経て、現在は法人営業をしています。経費精算に手間が掛かる法人こそ、キャッシュレスに取り組むメリットが大きいと思います。