【クレジットカードの勧誘にまつわる勘違い3選】彼らの営業スマイルに騙されてはいけません(笑)

【クレジットカードの勧誘にまつわる勘違い3選】彼らの営業スマイルに騙されてはいけません(笑)

今回は「クレジットカードの勧誘にまつわる勘違い」をご紹介します。

 

クレジットカードの勧誘にまつわる勘違いとは?

皆さんは空港や駅前、ショッピングモールや野球場にてクレジットカードの勧誘を受けたことはありますか?カード会社の営業マンやコンパニオンの女性が満面のスマイルで「●●(カード会社)でーす。クレジットカードにご興味ありませんか?」とティッシュやボールペンを配っているアレです。

つい先日に関西へ出張した際、阪急梅田駅前の小さなスペースでアメックスの営業マン数名が店頭勧誘をしている姿を見て、「もしかして、彼らの営業スマイルに騙されてしまう人がいるかもしれない!」と思い立ち、この記事を書くことにしました。

「営業マンに直接申込めば、審査に通りやすいんじゃないか?」「店頭で声を掛けられた時にカードを作っておけば、何か大きなメリットがあるに違いない」と勘違いを起こされる方にこそ、読んで頂ければ幸いです。

かくいう私も、カード会社に入社する前は同じ様に考えていました。。

おや、あんなところで爽やかな営業マンが道行く人々にカードの勧誘をしておるぞ。やはり、インターネットで申込むよりも審査に通りやすそうな気がしてならぬぞ!そこの若造、ワシにも申込書を1枚寄こさぬか!
なにゆえ店頭申込みがありがたいのか、まったく拙者には見当がつきませぬ。勧誘を受けてカードを申込むのと、インターネットからカードを申込むのとでは、審査の通りやすさもカード会社の対応もまったく一緒でござります。彼らの営業スマイルに騙されてはなりませぬ!

 

其の壱【普段よりも審査に通りやすいのでは?】

カード会社の営業マンの店頭勧誘を受けてしまう勘違いの最たる例が「もしかしたら、普段よりも審査に通りやすいのでは?!」です。

店頭勧誘では、いつもなら会うこともないカード会社の営業マンが「良かったらカードを申込みませんか?」と優しく話し掛けて来るものですから、「この人から申込めば、私でも審査に通るかもしれない」と勘違いを起こすのも無理はありません。

しかし、店頭勧誘が審査に通りやすいということは一切ありません。どれだけ営業マンの笑顔が素敵でも、うやうやしく名刺交換をしても、ノベルティグッズを数種類もらっても同じです。

「せっかく営業マン経由で申込んだのに!」とお怒りになる方がおられるかもしれませんが、カードの審査をする側からすれば同情の余地なしです。店頭勧誘から申込んでも、インターネットから申込んでも、審査の通りやすさが変わることはありません。

申込み方法が変わっても、審査されるあなた個人の信用情報(クレジットやローンの利用実績や返済実績)は変わらないからです。どこから申込んでも審査に通る方は通りますし、どこから申込んでも審査に通らない方は通りません。

ちなみに、私が見た阪急梅田駅前ではアメックスの営業マンが店頭勧誘をおこなっていましたので、ここではアメックスの審査についてご紹介しておきましょう。

アメックスビジネスゴールドアメックスビジネスの審査基準は「申込み者の個人信用情報に問題がないこと」です。業歴が半年未満でも、決算内容が赤字でも、資本金が1円でも関係ありません。

大切なのは申込み者個人のクレジットの履歴です。

ここでは「申込み者の個人信用情報に問題がある」状態を以下に挙げてみます。これらに該当されなければ、おそらくアメックスビジネスゴールドアメックスビジネスの審査に通るはずです。

  • 過去5年以内の延滞履歴が1週間以上
  • キャッシングの借入残高が50万円以上
  • キャッシングの借入社数が3社以上
  • 過去6カ月以内に3社以上の金融商品(カードやローン等)を申込んだ
  • 過去に自己破産の経験あり

一部例外として、過去にブラックリストに載っていた方が、血の滲むような努力を経てアメックスビジネスゴールドを手に入れた体験談(ブラックリストに載っていた経営者が、アメックスビジネスゴールドカードを持てるまで)もありますが、ブラックリストに載っていた方がアメックスビジネスゴールドを手に入れるには、最低でも5年以上の歳月が必要です。

さて、具体的にアメックスビジネスゴールドの審査に通る確率を知りたい方は、【60秒で簡易審査】アメックスビジネスゴールドの審査を疑似体験を、アメックスビジネスの審査に通る確率を知りたい方は、【60秒で簡易審査】アメックスビジネスの審査を疑似体験をお勧めします。

画面に表示される14個の質問に答えるだけで、A判定(合格率80%以上)からD判定(合格率50%未満)まで判定結果が出ます。簡易審査は匿名かつ信用情報に一切影響はありませんので、安心してお試しください。A判定・B判定・C判定が出た方はそのまま申込みを、D判定が出た方はカード選びの再考をお勧めします。

さて、アメックスの紹介をしておきながら書く内容かどうか迷いましたが、「最近のアメックスは審査が甘い」というのがカード業界でもっぱらのウワサです。

アメックスの狙いは客層の拡大であり、これまでカードの発行をお断りしてきた層に対して、あえてカードを発行することで、どれだけの返済率が見込めるかを実験している様子です。

審査に通すべきか微妙な申込み者の利用限度額は10万円程と非常に低く設定されているため、貸し倒れリスクもほとんどありません。

もしかすると、積極的にテレビCMやラジオCMを売っている今こそアメックスビジネスゴールドアメックスビジネスを申込む絶好のチャンスと言えるかもしれません。

 

其の弐【初年度年会費が無料になるのでは?】

審査に次いで多い勘違いが「もしかしたら、年会費が無料になるのでは?!」というものです。私が勘違いと言うくらいですから、これもほぼあり得ないとお考えください。

万が一にも、「今回お申込み頂いた方は、初年度年会費が無料になります」という特典の勧誘があるかもしれませんが、ほとんど万が一の可能性であって、現実的にはそこまでの譲歩はないでしょう。

カード会社にとって年会費は重要な飯のタネだからです。

以前の記事で、実は審査に通りやすい法人カードの選び方4選に書きましたが、皆さんはカード会社の収益源をご存知でしょうか?主に以下の4つの項目でカード会社が収益をあげています。

収益源① 「加盟店からの手数料収入」
収益源② 「分割払いやリボ払いよる金利・手数料収入」
収益源③ 「キャッシングの利息」
収益源④ 「会員の入会金及び年会費収入」

では、この4つがどれくらいの割合を占めているかを2015年に経済産業省大臣官房調査統計グループが実施した調査に基づいてご紹介します。(参照:『特定サービス産業実態調査報告書 クレジットカード業,割賦金融業編』)

収益源① 「加盟店からの手数料収入」42.7%
収益源② 「分割払いやリボ払いよる金利・手数料収入」25.1%
収益源③ 「キャッシングの利息」20.0%
収益源④ 「会員の入会金及び年会費収入」12.2%

ここで注目して頂きたいのは、全体の約90%を占める加盟店手数料や利用者手数料は、カードが利用されない限りカード会社の収益になりません。

一方、全体の約10%に過ぎない年会費は、カードを発行するだけで発生するため、全体に占める割合は小さくても重要な収益源となっています。つまり、カード会社としては利用限度額を低く抑えておけば、もし貸倒れが起きても大きな損失になりませんので、十分に元を取れるのです。

このように、カード会社の重要な収益源である年会費を、店頭勧誘だからとおいそれと無料にすることはありません。淡い期待を抱いていた方には申し訳ありませんが、現実はこのとおりシビアです。

ちなみにアメックスビジネスゴールドの年会費は、代表者カードが初年度無料・2年目以降が31,000円(税別)、追加カードが12,000円(税別)、アメックスビジネスの年会費は、代表者カードが12,000円(税別)、追加カードが6,000円(税別)です。

アメックスの法人カードだけあって、お世辞にも年会費が安いとは言えませんが、法人カードの年会費は経費として処理できますし(詳しくは法人カードの年会費は経費処理できる?!)、法人税が30%と仮定するとアメックスビジネスゴールドは年会費31,000円(税別)×負担率(100%-30%)=21,700円(税別)、アメックスビジネスは年会費12,000円(税別)×負担率(100%-30%)=8,400円(税別)が自己負担額となります。

一方、個人のクレジットカードの年会費は経費として処理できませんので、全額自己負担です。個人カードは生活費決済(プライベートで利用するもの)、法人カードは事業費決済(ビジネスで利用するもの)と約款で決まっていますので、プライベートとビジネスでのカードの使い分けを強くお勧めします。

「いや、まだまだ年会費が高い!」と粘る方には、現在アメックスビジネスゴールドの代表者カードは初年度年会費が無料ですので、とりあえず1年間だけ使ってみて気に入れば継続、気に入らなければ解約されると良いでしょう。

ただし、追加カードは初年度から年会費12,000円(税別)が必要ですので、くれぐれもご注意ください。

 

其の参【営業マンと交渉できるのでは?】

「カード会社の営業マンと直接話ができるのだから、ひょっとして交渉次第で有利な条件を引き出せるかも?!」というのも、至極ありがちな勘違いです。

実のところ、店頭勧誘をしているカード会社の営業マンには何の権限もありません。身も蓋もない話で恐縮ですが、彼らには審査部を動かすだけの影響力も、年会費を無料にするだけの力も持ち合わせていません。カード会社に勤務するイチ営業マンに過ぎません。

私が見たアメックスの店頭勧誘では、「●●万円以上ご利用があったお客様には、●●マイルをプレゼントします」というキャンペーン内容でしたので、カード会社から引き出せる条件はそれがすべてです。それ以上は何時間粘り倒しても何も出て来ません。

もちろん、店頭勧誘でのキャンペーンが魅力的なものであれば、その場でカードを申込むのは少しもやぶさかではありませんが、それ以外に淡い期待を抱くのは止めておきましょう。

 

【結論】営業マンの狙いは申込み件数だけです

ここまでクレジットカードの店頭勧誘にまつわる数々の勘違いを一刀の元バッサバッサと斬り伏せてきました。では、ニコニコと満面のスマイルを浮かべている、カード会社営業マンの狙いはどこにあるのでしょうか。

彼らが店頭勧誘に立つ理由、それはカードの申込み件数を増やすことの一点に尽きます。自らの営業数字に直結するので張り切っているだけで、審査に通りやすくなる訳でも、年会費が無料になる訳でもありません。

カード会社としても、まずはカードの認知度を高めて申込み件数を増やすことを目的としており、最終的なカード発行件数は二の次、三の次です。

審査に通るかどうかの命運を握る申込み者の信用情報は誰も変えることができないため、店頭勧誘での営業数値として参考になりません。

 

【必殺】店頭勧誘を受けた時の断り文句とは?

このような勘違いがなかったとしても、外出先で不意にカードの勧誘をされると、つい営業マンに申し訳ない気持ちでカードを申込む方がいらっしゃるかもしれません。

もちろん、そのカードが本当に欲しかったり、勧誘された内容が魅力的であれば、その場でカードを申込んでも良いのですが、やはり1日くらい考える時間が必要かと思います。

そこで、数々の展示会や店頭勧誘でお客様に勧誘を断られてきた経験を持つ私から、営業マンを追い払う極意をお伝えします。

    • 営業マンと目を合わせない
    • 話し掛けられても、ひたすら無視する
    • つい会話が始まっても、毅然と「また検討します」と言い張る

暇つぶしに営業マンの勧誘に付き合うくらいの余裕があれば、冷やかしに乗ってみても良いかもしれません。そうでなければ、皆さんの貴重な時間を無駄にすることになりますので、適当にあしらっておかれることをお勧めします。

 

まとめ

クレジットカード勧誘のポイント!
・営業マンに勧誘されて申込むメリットは、ほぼありません!
・勘違い其の壱「普段より審査に通りやすい」
・勘違い其の弐「年会費が無料になる」
・勘違い其の参「営業マンと交渉できる」
・カードに興味がなければ、無視して立ち去りましょう

 

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