今回は、ANAJCB法人カードワイドについてご紹介します。
ANAJCB法人カードワイドゴールドの比較と評判
申込み資格 |
法人または個人事業主 |
審査基準 |
非公開 |
---|---|---|---|
年会費(税込) |
1人目(法人代表会員):12,925円 |
利用限度枠 |
原則として10円~100万円 |
旅行傷害保険 |
海外:最高5,000万円 |
ショッピング保険 |
海外:100万円注 |
ポイントサービス |
カード利用額計1,000円(税込)でOkiDokiポイント1ポイントを付与 |
ポイントのマイル移行 |
OkiDoki1ポイントで10マイルの移行 |
入会・継続ボーナスマイル |
入会時:2,000マイル |
搭乗ボーナスマイル |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% |
空港ラウンジサービス |
サービスなし |
ANA空港内 店舗・免税店・機内販売 |
ショッピング価格が10%OFF |
ANAツアー |
国内・海外ともツアー料金が5%OFF |
ANAビジネスきっぷ |
便利でお得な割引運賃のサービス |
ANA国際線チェックイン |
ANA国際線エコノミークラス利用の際、ビジネスクラス専用カウンターで余裕のチェックインが可能 |
ETCカード |
年会費無料で複数枚発行が可能 |
電子マネー |
QUICPay・nanacoの利用が可能 |
キャッシング |
サービス無し |
注:「ANAJCB法人カードワイド」で購入された物品(対象外物品を除く)の破損・盗難などによる損害を、購入日から90日間、年間 最高500万円まで補償。(ただし、自己負担額は1事故につき3,000円)
ANAJCB法人カードワイドの特徴
次にANAJCB法人カードワイドの特徴、サービスやメリットについてご紹介します。
上記の基本情報でもお伝えしたように、ANAのマイルがカードの利用などでどんどん貯まっていくのが、ANAJCB法人カードワイドの最大の特徴です。それでは、その他2種類のANAJCB法人カードとANAマイレージの貯まり方が、どれだけ違うのかを比較してみましょう。
ANAマイレージの貯まり方の比較
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ANAJCBカード |
||
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ランク(カード種類) |
一般カード |
ワイド |
ワイドゴールド |
入会・継続マイル |
1,000マイル |
2,000マイル |
2,000マイル |
搭乗ボーナスマイル |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10% |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% |
OKiDokiポイントのマイル移行 |
1ポイント=10マイル注 |
1ポイント=10マイル注 |
1ポイント=10マイル注 |
OKiDokiポイントのマイル移行手数料 |
5,500円(税込年間) |
5,500円(税込年間) |
無 料 |
注:ただし、ボーナスポイントは1ポイント=3マイル、500ポイント以上から1ポイント単位での移行となります。
いかがでしょうか?ワイドとワイドゴールドの方が、一般カードに比べてマイルが貯まりやすいことがお分かりいただけると思います。
それでは、実際にポイントがどのよう貯まるのか?次の事例で細かいことは抜きにして、ざっくりと計算してみましたので、ご覧ください。
■ANA便で東京・大阪間を大人1名・年5回往復し航空運賃をカード払い(区間基本マイル560×5=2,800マイル獲得)、1年間のカード利用額が100万円(OKiDoki1,000ポイント=10,000マイル獲得)の場合
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ANAJCB法人カード |
||
---|---|---|---|
ランク(カード種類) |
一般カード |
ワイド |
ワイドゴールド |
入会・継続マイル |
1,000マイル |
2,000マイル |
2,000マイル |
区間基本マイル |
2,800マイル |
2,800マイル |
2,800マイル |
搭乗ボーナスマイル |
280マイル |
700マイル |
700マイル |
OKiDokiポイントのマイル移行 |
10,000マイル |
10,000マイル |
10,000マイル |
獲得マイル合計 |
14,080マイル |
15,500マイル |
15,500マイル |
OKiDokiポイントのマイル移行 |
5,500円(税込年間) |
5,500円(税込年間) |
無 料 |
ANAマイルプラスやボーナスポイント等の細かな点を考慮せず、ざっくりとマイルの貯まり方を計算してみると、ワイドとワイドゴールドは貯まるマイル数に差はありません。
例えば、ANA便の東京・大阪間はレギュラーシーズン、普通席大人1名であれば、往復12,000マイル(片道6,000マイル)で搭乗可能ですので、今回のケースでは一般カードを含め、いずれのカードであっても、獲得したマイルでこの東京・大阪間の往復航空券をゲットすることができます。
ただし、ワイドは一般カードと同じく5,500円(税込年間)のマイル移行手数料が必要ですので、航空券を無料で ゲットできる訳ではありません。言い方を変えれば、「東京・大阪間のANA航空券が特別価格の5,500円になる」ということです。
ちなみに、ANA便の東京・大阪間の往復航空券は、早割りなどの特別運賃でなければ、レギュラーシーズンで通常28,000円前後の価格設定となっていますので、この往復航空券が5,500円の特別料金でゲットできるワイドのサービスメリットは魅力的であると思います。
ANAJCB法人カードワイドゴールドのデメリット
ANAJCB法人カードワイドのデメリットとしては、先ほど申し上げたマイル移行手数料が5,500円 (税込年間)必要となる点と、年会費が高めの設定になっている点です。それでは、他の2種類のカードと年会費を比較してみましょう。
年会費の高さ
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ANAJCB法人カードの年会費(税込1名当たり) |
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一般カード |
ワイド |
ワイドゴールド |
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1人目(代表会員) |
2,475円 |
12,925円 |
20,900円 |
2人目以降(追加使用者) |
825円注 |
825円 |
4,400円 |
注:1枚目のカードが年会費無料の場合、追加使用者のカードも無料。
いかがでしょうか?一般カードと比較してみると、1人目(法人代表会員)の年会費が結構高めの設定となっていることがお分かりいただけると思います。
ワイドは、入会・継続マイルの付与や搭乗ボーナスマイルの貯まり方がワイドゴールドと同等であり、且つ海外旅行傷害保険・ショッピングガード保険の自動付帯や、一般カードにはないANA国際線のチェックインサービス(エコノミークラス利用の際にも、ビジネスクラス専用カウンターで余裕のチェックインが可能)が利用できることから、それなりの年会費が必要となることは致し方のない点であると思います。
ANAマイラー&JCB派の方にオススメ
ANAJCB法人カードワイドは、ANAJCB法人カードワイドゴールドと同等のANAマイルのサービスなどが 受けられる最もポピュラーなスタンダードカードです。
年会費は一般カードに比べて高めの設定となっていますが、年会費自体は経費(諸会費または支払手数料)として処理することができますので、事業主の方個々の考え方や会社の規模にもよりますが、年会費の負担がさほどではないとお考えの方も多いのではないでしょうか。
なお、「VISA」「マスター」「AMEX」など、これらのブランドでもANAと提携した法人カードを発行しており、どのブランドと提携したカードをお持ちになられるかは、好みによって違ってくると思います。ANAJCB法人カードワイドの入会をご検討される際には、ブランド(カード会社)ごとのサービスや機能をよく吟味された方が良いでしょう。
もちろん、ANAマイラー&JCB派の事業主の方にはANAJCB法人カードワイドがおススメですが、「年会費が多少高くても最上のサービス、ステータスが欲しい」とお考えの方は、マイル移行手数料が無料でJCBゴールドのサービス機能を兼ね備えたANAJCB法人カードワイドゴールドでの入会を検討された方が良いでしょう。
【略歴】カード会社勤務5年目を迎える営業マン。趣味は転職(社会人10年目で転職6回)、特技は早期退職(最短記録は入社後3時間でクビ)。『転職の神様』なるハウツー本の出版を志すも、会社が副業禁止であえなく断念。昼間はクレジットカードの営業、夜間は法人カードの比較サイト運営に励む毎日。いずれは審査業務に携わるべく、クレディッター(クレジット審査業務能力検定一般コース)の資格取得に向けて勉強中。>> 運営者の詳細なご紹介はこちら